JR信越本線の横川~軽井沢間
は、残念ながら1997年9月いっぱいで廃止されました。
同区間の碓氷峠は最急勾配66.7‰で、これはJR全線で最もきつい勾配でした。
二つの駅間は 11.2 km あり、
横川の海抜は 386 m、軽井沢の海抜は 939 m で、
高低差は 553 m あります。
ここは電車の力だけでは運転出来ないため、専用の電気機関車EF63を2両連結して運転されていました。
1997年10月から 軽井沢~篠ノ井間は第三セクターの「しなの鉄道」に移管されています。
撮影場所: 軽井沢駅
撮影日時: 1997-09-23
この日は、廃止一週間前という事で 今の碓氷峠を記録に残そうという鉄道ファン達で相当混雑するのではないかと心配しましたが、雨天が幸いしたのか 思った程の混雑ではありませんでした。 しかし、横川・軽井沢の両駅にはファンとおぼしきカメラマンが多くいました。 また、車窓から外を見ると、やはり列車の撮影をするカメラマンが随所に見られました。
信越本線 軽井沢の駅名標。
「よこかわ」の字が入った駅名標も10月からは見られなくなるのですね。
軽井沢駅舎 (1997-09-23現在)
軽井沢駅構内 (1997-09-23現在)
軽井沢新駅舎 (工事中)
「さよなら日本一の急勾配“碓氷峠”」の看板。
しなの鉄道への移管に伴う乗車券類の扱いに関する掲示。
バス転換に伴う定期券の扱いに関する掲示。
写真を撮影する鉄道ファン達へのお願い掲示(^_^;)。
機関車を後ろに2両連結して碓氷峠を登ってきた、下り普通列車(329M。高崎07:13発 長野ゆき)です。
横川→軽井沢の所要時間は18分です。
写真は、329Mが機関車を切り離して軽井沢をあとにする所です。
何の変哲もない電車が、勾配の御蔭でみんなに注目される凄い電車となったわけです(^_^)。
特急[あさま4号](長野07:18発 上野ゆき)が、軽井沢駅ホームに入って来ます。
碓氷峠を降りるための2両の機関車が、[あさま4号]に連結するためホームに入って来ます。
機関車が[あさま4号]の前方に連結します。
このあと軽井沢→横川を26分かけて峠を降りて行きます。
登るよりも降りる方が時間がかかるのですね(^_^;)。
特急[あさま]の車両側面。符号の先頭の「●」は、横川~軽井沢乗り入れ対応車両である事を表しています。
10月1日開業の新幹線「あさま」の車両。
10月から東京~長野が一本の新幹線で結ばれる事になりましたが、速い列車だと1時間20分で結ぶとの事です。 従来の特急[あさま]の半分以下の所要時間ですね(@o@)。